生誕100 年 家永三郎さんの学問・思想と行動の今日的意義 ──歴史認識と教育を考える── 2013年8月31日 “かちまけは さもあらば あれ たましひの自由をもとめ我はたたかふ”
東京都教育委員会は,教科書の選びを現場の教師たちに任せよ。
文科省検定を通った実教出版の新教育課程『高校日本史A』がある。旧日本軍が第2次大戦末期,「最後の本土決戦」に備えて「松代大本営跡」地下壕に朝鮮人強制労働させたことや,日本軍「慰安婦」について,実教出版社は「高校日本史A」に真実を記している。ところが政府,文科省,東京都は各学校長に圧力をかけ採用しないようにさせている。現場の教師たちがどの教科書を選ぶか委ねるのが筋だろうに。戦前のように国,文科省が教科書採択に不法・不当に介入し出したことは全体主義のさきがけである。お上の介入は適切でない。実教出版の新教育課程『高校日本史A』について6校がやめざるを得なくなった。現在,東京都の学校で採用はゼロ。暗黒時代の幕開けか。

教科書にのっていないアフリカ
ワールド・ビジョンは設立20周年の記念に,2008年,神戸と東京で,体験型イベント「教科書にのっていないアフリカ」を開催。
岩村は東京のワールド・ビジョン三木晴雄理事から神戸の最もよく人の集まる繁華街に,ひとつのビルのワンフロアを無料で借りるように依頼される。条件に合う未使用のビルなどあるのかどうかわからないまま,引き受け,電話を切ってから青ざめた。
神戸で一番ビルを多く経営する頴川欽和氏[株式会社建隆コーポレーション取締役]を訪問した。明石の「瀧の湯」で入浴中に知り合った建隆勤務弓削清三氏が仲介してくれた。
元町大丸の横のビルを交渉し,会場を確保することができた。どこの馬の骨かわからないにもかかわらず,頴川氏が初対面の牧師に寛大な精神で接してくださった度量には頭が下がる。
会場はエイズ,紛争,家族の喪失だけでなく,食糧不足,誘拐,無学にうち沈む子供たちの実態について現地にいるかのような臨場感をもって体験できる。
アフリカの子どもたちの最大の願いは何か。
「大人になること」という答え。つまり大人になる前に犠牲になる子供が多い。彼らの悲しみ,叫び,涙に接するとぜいたくを味わっている日本人の子供たちは衝撃を受けるだろう。
http://www.worldvision.jp/news/news_0214.html

肉食のハゲタカは子供が死ぬのを待っている
襲うハゲタカでさえ,子供を不憫に思う
わが子を埋葬する母親